失業

失業保険（ALV）は国が管轄しており、すべての被雇用者に加入が義務づけられています。月々の保険料は賃金から直接引き落とされ、雇用者がその半額を負担しなければなりません。個人事業主は失業保険に加入することができません。失業者は毎月賃金に代わる給付金（Arbeitlosengeld）を受け取ります。失業給付金（Arbeitslosengeld）がいつ、いくら支払われるかは、働いた期間、職を失った背景など、種々の要因によって変わります。

できれば仕事を辞める１日前まで、遅くとも失業初日までに、地方労働センター（Regionales Arbeitsvermittlungszentrum, RAV）に届け出をしなければなりません。RAVはその後の手続についての説明を行います。

地方労働センター（RAV）では、失業者が迅速に再就職先を見つけることができるよう、サポートをします。失業給付金を受け取るには、RAVでの面談を受けなければなりません。RAVでは講習会や作業プログラムなども提供しており、一部は参加が義務づけられています。スイスでの就労経験がなく、これから仕事を探したいという場合もRAVに申し込むことができますが、給付金は支給されません。