インテグレーション

Basel-Stadt州に住む皆さんには特定の権利があります。男性であれ女性であれ、出身地がどこであれ、どの言語を話し、どの宗教を信仰し、あるいはどんな障害を持っていても関係ありません。同時に、皆さんは法律も守らなければなりません。また、経済的な自立やドイツ語の習得も大切です。ここではその説明をします。

大切なこと

スイスに住んでいる人は全て、連邦憲法と法律を守らなければなりません。これは例えば、誰もが互いに敬意を持って接するということです。皆が同じ扱いを受け、差別を受ける人はいないということです。バーゼルに住むのであれば、ドイツ語を学ばなければなりません。また、経済的な自立も求められます。

とはいえ、インテグレーション(社会統合)とは全員が足並みをそろえて初めて機能するものです。バーゼルの住民も、皆さんに対してオープンな姿勢を持たなければなりません。皆さんにいろいろな説明をし、支援する姿勢が求められます。

市民としての責任

バーゼルに引っ越したばかりですか?連邦(ブント)、州(カントン)、地方自治体(ゲマインデ)は、皆さんが経済的、社会的、文化的な生活に公平にアクセスできるように配慮しています。しかし、皆さんも自分なりに、社会に統合するように努力しなければなりません。インテグレーションのための機会をぜひ利用してください。

地域活動に参加する

インテグレーションは例えばこんな風にできます。クラブに加入すれば、すぐに新しい知り合いができます。また、市区のお祭りやイベントに出かけるのもよいでしょう。

もしかしたら最初は少し難しいかもしれません。異国から来た人々に対して心を開かない人も中にはいるからです。しかし、少し時間が経てばほとんどの場合、態度が軟化します。ですから、あきらめないでください。

情報 ・ サポート

バーゼルに引っ越してきたばかりで、援助や情報を必要としていますか?Basel-Stadt州には、皆さんが利用できる各種の窓口があります。Basel-Stadt州の各局や居住地の自治体役場でも情報を得られるほか、移民専用の窓口も用意されています。

スイスでの生活や他のテーマについての情報:

  • GGG Migration

難民の庇護権や外国人の持つ権利に関する情報:

  • Beratungsstelle für Asylsuchende BAS
  • Freiplatzaktion

まだドイツ語が話せませんか?その場合は、通訳してくれる人を同伴することができます。プロの通訳の手配を頼むこともできます。